ある日。
貴方はまた姿を見せてくれた。
嬉しくて。
これまでの分の安心を得た気がして。
とても上機嫌。
耳に入った姿を消した理由は
¨大阪の実家の母親が病気で倒れた¨
だなんて。
なんて理不尽。
私はこんなに心配したのに。
でも
貴方それだけ
親を大切に思っていて。
一秒でも早く。
母親の所へいきたいって。
そんな思いが伝わってきた。
廊下で私達はまたすれちがう。
でも今回は違う。
すれちがう瞬間
私は廊下に叩きつけられて。
白くて冷たい。
ドサッって。
鈍い音がして。
貴方はすぐにかけよってきた。
意識が朦朧とするなか。
私は涙を流した。
私は幸せ者です。
貴方の腕の中で眠りについた。
まるで
マッチ売りの少女のように微笑んで。
ごめんなさい。
私は先に逝きます。
長くなりました。
好きです。
ありがとうそして
さようなら。
〜End〜


