「もしかして、あなたもファン?」
今まで何も話さなかったボブの女の子が、
目を輝かせながら聞いてきた。
「…う、うん。そんな感じ」
「あなた、名前は?」
「…藍原雪乃」
「私は、真柴芽衣。
よろしくね、雪乃ちゃん!」
ボブの髪型の子が、芽衣ちゃん。
「私は柏木紗良。よろしくね」
その後すぐに、
もう一人の女の子も名前を名乗った。
紗良ちゃん。
「…よ、よろしくお願いします」
「雪乃ちゃん、敬語じゃなくていいよ!」
「う、うん」
こうして、人生初めて、
友達ができたのかな。
友達だと思いたかった。

