-コンコン
「藍原さん?いたら、返事してください」
「はぁ、はぁ……いる…ゴホッ、ゴホッ」
雪斗くんが伝えてくれたのかな。
苦しくなる中、いつもの看護師が来てくれた。
「鍵、開けれますか?」
聞かれているのに、返事も上手くできなくて、必死に鍵を開けようとするのに、
力が入らなくて腕が上げられない。
「工藤先生、三階女子トレイに来てください」
何もできなかった時、
看護師は私の主治医を呼んだ。
「藍原さん、すぐ先生来ますから、
今の藍原さんの状態を教えてください」
「はぁ、はぁ…咳と…血…
ゴホッ、ゴホッ…止まらない」
「他には?」
「…ゴホッ、ゴホッ…
…はぁ、はぁ…苦しい…」

