でも、だんだん周りの音が聞こえなくなって、
突然の眠気に抵抗しようとしても、
瞼は勝手下がっていく。
周りも、バタバタと慌ただしくなっていく。
でも、最後に聞こえたのは、
ゆっくんの言葉だった。
「ずっと、好きだった‼︎
昔から、
今もずっと、
雪乃が好きだ‼︎」
泣き叫ぶように離れた言葉を最後に、
私は、瞼を閉じた。
ずるいよ、ゆっくんは。
いつも別れ際にかっこいい台詞を言ってくる。
でも、そんなゆっくんが、
私も好きだった。
大好きだった。
でも、それは、
ゆっくんとは違う形の好きだった。
私にとってゆっくんは、
お兄ちゃんみたいな存在だったから。

