あなたの世界にいた私






そんなゆっくんに、私は声をかけた。

















「…ゆっくん…」










名前を呼んで、微笑んだ。














そしたら、
ゆっくんも微笑みかけてくれた。


















涙を流しながら、














無理矢理だけど、














昔のように笑ってくれた。















「…ゆっくんは…
















…すごいよ。…















…最後まで…こんな私と…














…向き合ってくれた。






















…治りもしないのに、
















誰よりも……諦めないでいてくれた。


















……どれだけ私が傷つけようと…



















…めげずに…















…私に、
















…正面からぶつかってくれた。…


















…そんなゆっくんが……















…かっこいいと思ったよ。
















……昔から…ずっと、…



















…かっこよかったよ」











息が切れて、うまく話せないけど、
ゆっくんは最後まで私の目を見て、
私の言葉を溢さずに一言一句、
耳を傾けてくれた。












「…ゆっくん……



















…ありがとう。


















…私は、また、


















…ゆっくんに会えて…
























……幸せです」







私は、一番伝えたかったことを伝えた。