あなたの世界にいた私



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-コンコン





「雪乃ちゃん、大丈夫?」









「…先生。









…うん、大丈夫」










夜になって21時を過ぎた頃に、
先生が病室にやってきた。












先生は、
白衣ではなくコートを羽織っていた。












きっと帰る前に、
わざわざ来てくれたのだろう。











「はい、これ携帯。












長話はダメだから」

















「…うん…ありがとう」







そう言うと、
先生は病室を出て行った。