あなたの世界にいた私




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「工藤先生、患者さんのカルテ、
デスクに置いておきました」









「分かった、ありがとう」




そう言って、
椅子に腰掛け深く息を吐く。















今までは、
気の強い感じの雪乃ちゃんだったのが、
今では、日に日に弱っていく。










それを見て、
何も出来ない自分に腹が立っていた。















初めての担当患者なのに、
救えないかもしれない。











そんな考えが浮かんでは、
無理矢理にでも否定する。













そんな日々を送っていた。













そして、最近は、
よく昔の夢を見るようになっていた。