「咲ちゃん、好きです。付き合ってください」


王子颯斗の家で暮らし始めてというか同居を始めて1週間後。


告白の定番というかなんというか、放課後呼び出されて屋上に行くと、今の言葉で告白された。


「僕のことは知ってるかな? 3年の」


「椎名先輩ですよね。もちろん知っています」


咲が好きだってみんなにウソをついた先輩。