「咲さん、家庭教師をしてくれてありがとう。颯斗が勉強する気になってくれて、本当にうれしいわ。あ、咲先生だったわね」 颯斗ママはそう言ってくれるけど、本当は咲が王子颯斗に教わってるんです。 咲先生じゃなくて、颯斗先生なんです。 そう言葉がのどまで出かかる。 その前に、 「咲先生は頭がいいから。勉強になることばかりです」