呪文のように繰り返し、王子颯斗の部屋に行く。


――コンコンコン。


部屋のドアをノックするとき、緊張している自分に気づいた。


昨日は全然そんなことはなかったのに、もう王子颯斗を好きになってるとか早すぎる。


――カチャッ。


部屋のドアが開けられた。


カッコいい服を着た王子颯斗に目が釘づけになる。