だからいくら席が隣っていっても、咲が王子颯斗と会話することなんか全然ない。 でもそんなのに咲にとっては、全然へっちゃら。 いくら学園中の女子が王子様って呼ぶほど王子颯斗に憧れていようが、告白しようが、そんなの全然関係ない。 だって咲は、王子颯斗に全然興味がないんだもん。 咲が興味があるのは、“先輩”だけ。 そう、咲は先輩と恋がしたくて、勉強をものすごくがんばって、この絢音学園に入学したの。