颯斗は顔を傾けて、あたしの首筋にキスをした。


「あっ……」


そんなところは初めてだから、体がビクッとちょっと震えた。


「咲の反応、めちゃくちゃ可愛い。でも、これ以上いじめると咲ちゃん泣いちゃうから」


颯斗は、あたしの手を持ち上げて、手の甲にちゅっとした。


「俺たちのキスは、俺と咲の秘密だから」


そう言って颯斗は、あたしのおでこにキスをした。