颯斗が咲の浮き輪をつかんだ。


「さっきから呼んでるのに、なーんで気づかないかなぁ」


ちょっと唇を尖らせて、颯斗は不服そうな顔をしている。


「ご、ごめん。気づかなかった」


そう言ったけど、本当は颯斗の裸が恥ずかしかったんだよぉ!


とは言えない。


「咲、今日も可愛い水着。浴衣も似合ってて可愛かったけど、水着姿も超可愛い」