「いつもの咲も可愛いけど、浴衣を着た咲はもうめちゃくちゃ可愛いな」 「そ、そんなこと」 「そんなに可愛いと、花火大会じゃなくて、もっとべつのところに連れていきたくなる」 「え? どこに?」 「んー、ふたりっきりになれる場所かな?」 そう言って颯斗は、花火がよく見えそうな位置に腰をかけた。