「にゃーん」


「それじゃ、俺、行ってくるから」


そう言って颯斗はだいふくを優しく下におろして、亜湖ちゃんと一緒に部屋を出ていった。


颯斗、だいふくにはあんなに優しいのに、咲には声もかけてくれなかったよー。


このままじゃあ、亜湖ちゃんに颯斗をとられちゃうよー。