心の中でつっこみを入れていると、咲の目の前で、亜湖ちゃんは颯斗の腕に自分の腕を絡ませた。 思わず立ち上がって見てしまう。 「亜湖もお兄ちゃまに溺愛されたい」 亜湖ちゃんが颯斗に甘えるように言っている。 ……だけじゃなくて、颯斗の腕に頬をすりすりっとくっつけた。 「なに言ってんだよ、亜湖。今でも充分溺愛してるだろ」 「うーん。お兄ちゃま、いつも亜湖のお願いを聞いてくれるけどー。でもまだ足りないよー。お兄ちゃまの溺愛が」