「え? 俺の隣に座りたいんじゃなかったっけ?」 「もういいの。ねぇ、お兄ちゃま、亜湖と遊んで?」 「ったく、しょうがないなぁ。亜湖のわがままは相変わらずだな」 ふふっと優しく笑って颯斗は立ち上がった。 「ごめん、咲。俺、亜湖とちょっと遊んでくるわ。亜湖、どこに行きたい?」 「亜湖、お兄ちゃまと一緒ならどこでもいいわ」 「うーん、じゃあ、映画でも見に行くか?」