っていうかすかな声が聞こえた。


「…………」


今の、なに?


だいふくの鳴き声じゃなかった。


じゃあ、なに?


泥棒とか!?


真っ青になって、ガバッと力を込めて起き上がったら、スルッと何かが咲の体からすべり落ちた。