「はや、と」 「あーもー。こんなことなら、椎名先輩と別れたって聞いたとき、さっさと俺のところに戻ってこいって言えばよかった。さっさと咲を取り戻せばよかった」 「…………」 「俺だって、理由を探してたんだよ。咲とまた元のように戻れる理由。あと少ししか同居なんかできないのに、こんな感じになっていて、焦っていたのは俺なんだよ」 「でも颯斗、学校ではそんなそぶり一度も……。それに、家に帰ってからも部屋に引きこもっていたし」