まず初めにどっちからごめんなさいを言おう。 そう考えたのは、もう限界だと思ったから。 ウソをつき続けるのは無理だし、これ以上自分の気持ちをだますこともできなかったから。 だから、今日は屋上でお昼ご飯を食べることにした。 玲菜ちゃんにごめんなさいを言うのに、人が多いカフェで言うことはできないから。 それに玲菜ちゃんは、ピアノのレッスンがあったり、英会話のレッスンがあったり、それからバレエの教室に通ったり。