咲が憧れていた先輩と恋をするっていうのとは、なんかかけ離れている気がするんだけど。 そう思いながら帰った裏玄関に、今日は颯斗の姿はなかった。 あれ? いつもいるのにどうしたんだろうなぁ? そう思いながら部屋で着替えて、勉強道具を持って颯斗の部屋まで行く。 ―――コンコンコン。 ドアをノックしても返事がない。