そう思ったとき、


――ピロン。


と、メッセージが届いた音がした。


いつも勉強のときは音は切ってるんだけど、今日は切り忘れたらしい。


「誰から?」


と、颯斗が身を乗り出すようにのぞきこんでくる。


「い、いいじゃん、誰でも」