「お前、絶対俺を好きになるよ」 連れられて行った、ものすごく広い部屋の中。 王子颯斗は花が咲くようにキレイに、でも大胆不敵にニヤッと笑った。 それは、妖しいほどのものすごい色気。 しかもその色気が、王子颯斗の全身からダダもれしている。 学校では見せないそんな顔に、思わず「うっ……」と小さい声を咲はもらした。 あ、咲っていうのは、あたしの名前。水野咲。