......ちゃん、......ちちゃん



〝誰か〟が私を呼ぶ声が聞こえた気がして。



「.........ぅ、ぅん、」



ぼんやり、ゆっくり、
目を開けると、目の前には硬い床。



私、きっと寝ちゃってたんだ。



...........................って、ん?



「......っ!?」



イスから落ちるほど悪い、
自分の寝相の悪さに、驚いていると。



「まーた、落ちてるし」



と、私の頭上からは、
ニヤニヤ笑いながら言われる。



少々、嫌味ったらしいような声。



「..................意識、戻ったんだ、」



そんな宇髄くんを見て、
無意識に漏れる安堵の声。



良かった........................っ。



私のせいで、
死んじゃったら.........?とか思ってたから。