足を踏み出そうとして止まる。私はぽかんと口を開けて大和を見た。
「はあ?」
「ああなったからには責任取って付き合った方がいいかな、って思って付き合ったけど……可愛かったし。でもやっぱり違うって分かったから」
「……で、なんでそれを私に言うの?」
色々突っ込みたいけど、一番聞きたいのはそれだ。浮気してその浮気相手と付き合ってみて、でも合わなかった。ああそうですか、私には無関係なお話ですねってことなんだけど。
大和は力強く言う。
「これからは全力で償うから、許してほしい」
「…………はあ?」
開いた口がふさがらない、とはこういう時に使えばいいのか。
目の前の男はひどく真剣な顔で私を見ている。
驚きで回らなくなってしまった頭を必死に回転させてみた。それはつまり、なんだ。もしかして、私とやり直したいって言ってる? そういうことなのか?
雨の音だけがあたりに響いていた。その中で、大和の声だけが私に届く。
「都合がいいとは思ってるけど、でもやっぱり志乃とやり直したい。これからは絶対裏切らないから」
「はあ?」
「ああなったからには責任取って付き合った方がいいかな、って思って付き合ったけど……可愛かったし。でもやっぱり違うって分かったから」
「……で、なんでそれを私に言うの?」
色々突っ込みたいけど、一番聞きたいのはそれだ。浮気してその浮気相手と付き合ってみて、でも合わなかった。ああそうですか、私には無関係なお話ですねってことなんだけど。
大和は力強く言う。
「これからは全力で償うから、許してほしい」
「…………はあ?」
開いた口がふさがらない、とはこういう時に使えばいいのか。
目の前の男はひどく真剣な顔で私を見ている。
驚きで回らなくなってしまった頭を必死に回転させてみた。それはつまり、なんだ。もしかして、私とやり直したいって言ってる? そういうことなのか?
雨の音だけがあたりに響いていた。その中で、大和の声だけが私に届く。
「都合がいいとは思ってるけど、でもやっぱり志乃とやり直したい。これからは絶対裏切らないから」



