_死にたい。_ 冬…でもない、秋でもない、そんな海の風を浴びながら鏡子はそう思っていた。 何があった訳ではない。 いじめをしているわけでも、されているわけでもなかった。 ただ、生きる事に意欲的になれていないのか…。 疲れていた。