「もう、自信満々で何?私が初めてとか嘘でしょ?黎さんモテまくりでしょ、どうせ……」

 百合が口をとがらせて言う。

 「そんなことはないんだな。周りに女性がいるのは否定しないが、俺は好みがうるさいんでね。今までひとりも俺の好みの女性がいなかった。ようやく現れた。君だよ百合。待った甲斐があったよ」

 「ほんとう?信じていいの?」

 「ああ。自信持っていいよ。俺の最初に愛した人は君だ」

 そう言って、またキスをしてソファーへ彼女を倒して深いキスをした。

 「はあ……」

 彼女の吐息を聞いて、すべて欲しくなったが、今日はこれまでにしようと決めた。