今日は中学校の入学式。


しかし、ここは中途半端な田舎のため、たった二つの小学校からの持ち上がりである。


ほぼ皆が知り合いである。


たいして緊張感がない。


先輩の目を気にしてあえてダサくカスタマイズされたセーラー服を着て、仲間春子は、先輩達の作ったアーチを歩いて席についた。


途端、ざわつきが聞こえてくる。



「やべーよ、あの金髪、ぜってー呼び出しだって!」

「まじ誰あの女?」


見ると春子と同じB組の一番前に金髪の女子が座っている。



金髪て!



この学校は校則よりも、先輩の作ったルール(中学校では法律にあたる)を厳守しなければ、どのような目にあうかわからない。

厳罰とはイジメである。



まあ、彼女は先輩方からの呼び出しが初日から決定です。



ご愁傷様、チーン。



あー、見たことない顔だし、転校生で何も知らないんだ、くー、かわいそう。



でも金髪て!



その後、彼女がとてつめもなく出来る女だと知った春子は…


え?じゃあ金髪はまずいことくらいわかってんのでは?


とゆうもやもやした疑問を抱え続けることになった。



目立ちたがりやさん?



てゆーか金髪て!そりゃないわ↓