15歳差の愛してる.

「アハハハハ!やめて下さいよ~!」

周りから見たら
バカップル
に思われる位
はしゃぎまくった

幸せ過ぎる位幸せな時間

一生こんな時間が
続けば良いのにな…

20分位悩んでも
結局見たい映画が
決まらなかった私達は
映画はやめる事にした


暖房であったまった車内。
2人だけの空間。

ドコに行く訳でも無く
駐車場に止めた
車の中でくつろいでいた

ポカポカな車内

落ち着く店長のにおい


あ~……
何か眠くなってきたなあ…

だんだん
目が重くなって来た


「さくらちゃん?」

記憶が消えそうになった
一歩手前で
店長が私の名前を呼んだ


「…はい?」

「ねむい?」

「…はい、」

「寝な?」

「…寝て良いですか?」

「ええよ、
パワーためなアカンからね?
襲わへんから安心して」

「ヘヘヘ…、分かってますよ
じゃあお休みなさい」

「お休み」

ソッと私の髪を撫でる店長
優しい時間が流れていく


―――チュッ

ドキッ

私の寝顔にキスする店長


恥ずかしいから
寝たフリしとこ


ニヤけない様にね

好きだよ

店長

お休みなさい