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「もうすぐ席替えだね」
放課後、隣からそんな言葉が飛んできた。
今日は花村くんと日直の日で、今はふたりで残って日誌を書いている。「そこからはおれ書くから、ちょーだい」と、さっきの発言に対する返事をする前に、日誌が花村くんの手に渡った。
「やだな……席替え」
そして数秒経ってようやく、言葉が机に向かって落ちていく。
そう、最近なんとなく苦しいのは、もうすぐやってくる席替えのせいだ。本当に、嫌だな。だって花村くんと席が離れてしまったら、きっと話す頻度はぐっと減ってしまう。
それに私だけの特権だと思っていたあれも、もうできなくなる。なんなら、他の子が代わりにやることになるかもしれない。わからないけれど。
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「もうすぐ席替えだね」
放課後、隣からそんな言葉が飛んできた。
今日は花村くんと日直の日で、今はふたりで残って日誌を書いている。「そこからはおれ書くから、ちょーだい」と、さっきの発言に対する返事をする前に、日誌が花村くんの手に渡った。
「やだな……席替え」
そして数秒経ってようやく、言葉が机に向かって落ちていく。
そう、最近なんとなく苦しいのは、もうすぐやってくる席替えのせいだ。本当に、嫌だな。だって花村くんと席が離れてしまったら、きっと話す頻度はぐっと減ってしまう。
それに私だけの特権だと思っていたあれも、もうできなくなる。なんなら、他の子が代わりにやることになるかもしれない。わからないけれど。


