花村くんが眠るのは




そして、やっぱり。


あの女の子は誰なの、と。ずっともやもやしてしまう。あの光景が、ずっと頭の中に思い浮かぶ。


だけど、聞く勇気なんてないし。それに想像していた通り、隣の席でなければ花村くんと話すチャンスもない。


見ているだけで、あっという間にクラス替えになっちゃいそうだ。

……でも、それでもいいか、なんて思ったりしている。

これからは密かに、いや、今までもそうだったけど。推し、的な感じで拝ませてもらおうか。



だってだって、この恋は叶わないって、もう確定しちゃってる――