【Web版】聖女の力を失った私が、愛されてもいいんですか?

 公爵がおもむろにコルネリアの傍にある椅子に腰かけると、メイドは彼に向かってお辞儀をして部屋を後にする。
 ドアがわずかな音を立てて閉まると、そういえば、といった様子で彼は彼女に名を名乗った。