ほほえましいその姿に、ふっと笑みがこぼれてしまう。
きっと、子どもが産まれてからもこうして、望さんはたくさんの愛情を注ぎこんでくれるに違いない。
私と望さんの間にできた赤ちゃんでもないのに、こんなにも大切に想ってくれている。
彼には、感謝の気持ちでいっぱいだ。
子育てはどのくらい大変で、愛加がどんな子になるのかなんて全く未知の世界だけれど、落ち着いたら……望さんとの赤ちゃんも欲しいな、なんて。 でもきっと、もう少し先の話になりそうだけれど。
「そういえばさ、俺、水姫にまだ話していないことがあって」
「えっ? 話していないこと?」
思い出したかのように、望さんは私の目を見つめながら言う。 和やかな時間から急に空気が変わった気がして、緊張が走る。
なんだろう……なにかよくないことかな?
背筋を伸ばし、望さんを見つめた。
「水姫は、俺が告白したときのことを覚えている?」
「告白……したときのことですか?」
突然、なんの話だろうか。 告白されたときといえば、もう半年以上も前のことだ。
淳史の浮気が発覚し、復縁を迫られたあの日。
病院にまで押しかけて来た淳史に対し「俺はずっと前から水姫が好きだった」と言ってくれた日。
きっと、子どもが産まれてからもこうして、望さんはたくさんの愛情を注ぎこんでくれるに違いない。
私と望さんの間にできた赤ちゃんでもないのに、こんなにも大切に想ってくれている。
彼には、感謝の気持ちでいっぱいだ。
子育てはどのくらい大変で、愛加がどんな子になるのかなんて全く未知の世界だけれど、落ち着いたら……望さんとの赤ちゃんも欲しいな、なんて。 でもきっと、もう少し先の話になりそうだけれど。
「そういえばさ、俺、水姫にまだ話していないことがあって」
「えっ? 話していないこと?」
思い出したかのように、望さんは私の目を見つめながら言う。 和やかな時間から急に空気が変わった気がして、緊張が走る。
なんだろう……なにかよくないことかな?
背筋を伸ばし、望さんを見つめた。
「水姫は、俺が告白したときのことを覚えている?」
「告白……したときのことですか?」
突然、なんの話だろうか。 告白されたときといえば、もう半年以上も前のことだ。
淳史の浮気が発覚し、復縁を迫られたあの日。
病院にまで押しかけて来た淳史に対し「俺はずっと前から水姫が好きだった」と言ってくれた日。



