ウェディングドレス試着の際に1度見てもらっただけで、まだすべてのドレス姿を望さんには見せていない。
真っ白なローズブーケを両手に持って神崎さんと並んでチャペルの扉の前に立つと、一気に緊張感が押し寄せてきた。
「新婦様、いよいよですね」
「……神崎さん。 今日まで本当に…ありがとうございました。 限られた時間の中で私たちの要望に応えてくださって、幸せです」
「桜川様……」
チャペルへ足を踏み入れる前に、どうしても伝えておきたかった、神崎さんへの感謝の気持ち。
ハードスケジュールの中、今日まで本当にお世話になりっぱなしだった。
それなのに、衣装も、会場コーディネートも、すべて私たちの要望通りに叶ったのは、神崎さんたちのおかげだ。
「式場のみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです」
「ありがとうございます……お幸せになってくださいね」
「はい。 3人で、幸せになります」
涙ながらにそう伝え、「では、参りましょうか」と言う神崎さんの言葉とともに、チャペルの扉が開かれた。
真っ白な、煌びやかな世界が目の前に広がり、その先で、私の愛おしい人ーーー望さんが、笑顔で私を待ってくれている。
真っ白なローズブーケを両手に持って神崎さんと並んでチャペルの扉の前に立つと、一気に緊張感が押し寄せてきた。
「新婦様、いよいよですね」
「……神崎さん。 今日まで本当に…ありがとうございました。 限られた時間の中で私たちの要望に応えてくださって、幸せです」
「桜川様……」
チャペルへ足を踏み入れる前に、どうしても伝えておきたかった、神崎さんへの感謝の気持ち。
ハードスケジュールの中、今日まで本当にお世話になりっぱなしだった。
それなのに、衣装も、会場コーディネートも、すべて私たちの要望通りに叶ったのは、神崎さんたちのおかげだ。
「式場のみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです」
「ありがとうございます……お幸せになってくださいね」
「はい。 3人で、幸せになります」
涙ながらにそう伝え、「では、参りましょうか」と言う神崎さんの言葉とともに、チャペルの扉が開かれた。
真っ白な、煌びやかな世界が目の前に広がり、その先で、私の愛おしい人ーーー望さんが、笑顔で私を待ってくれている。



