真っ白な手袋をはめたまま店員さんはエンゲージリングを手に取り、私たちに向かってリングの説明をしてくれる。
顔を近づけて見てみると、ダイヤモンドは光を吸い込んでキラキラと輝いていた。
望さんの思いが詰まったこんなに素敵なエンゲージリング、一生大切にしなければ。
「ありがとう。 水姫、どう? 気に入ってくれた?」
「はい……もう嬉しくて、言葉になりません」
少しでも気を緩めたら、涙がこぼれてしまいそうになる。 それだけは控えたくて、グッと堪えた。
「それではお包みして参りますね」と席を立った店員さん。
再び2人になると、望さんは私の頭を優しく撫でてくれた。
「気に入ってもらえて嬉しい。 本当は一緒に選ぼうとも考えたんだが、少しでも驚かせたくて」
「いえ……もう充分です。 本当にありがとうございます」
あんなに素敵なエンゲージリング、気に入らないわけがない。
望さんの思いがたくさん詰まったエンゲージリング……これから毎日付けていたいな。 なんて考え事をしていると、小さな紙袋を持った店員さんが再び現れた。
ブランド名に合わせたピンク色の小さな紙袋には、白のリボンで可愛くラッピングが施されている。
「桜川様、お待たせいたしました。 お出口までご案内しますので、どうぞ」と店員さんに促され、手を繋いで入り口まで向かった。
顔を近づけて見てみると、ダイヤモンドは光を吸い込んでキラキラと輝いていた。
望さんの思いが詰まったこんなに素敵なエンゲージリング、一生大切にしなければ。
「ありがとう。 水姫、どう? 気に入ってくれた?」
「はい……もう嬉しくて、言葉になりません」
少しでも気を緩めたら、涙がこぼれてしまいそうになる。 それだけは控えたくて、グッと堪えた。
「それではお包みして参りますね」と席を立った店員さん。
再び2人になると、望さんは私の頭を優しく撫でてくれた。
「気に入ってもらえて嬉しい。 本当は一緒に選ぼうとも考えたんだが、少しでも驚かせたくて」
「いえ……もう充分です。 本当にありがとうございます」
あんなに素敵なエンゲージリング、気に入らないわけがない。
望さんの思いがたくさん詰まったエンゲージリング……これから毎日付けていたいな。 なんて考え事をしていると、小さな紙袋を持った店員さんが再び現れた。
ブランド名に合わせたピンク色の小さな紙袋には、白のリボンで可愛くラッピングが施されている。
「桜川様、お待たせいたしました。 お出口までご案内しますので、どうぞ」と店員さんに促され、手を繋いで入り口まで向かった。



