浮気されたら、エリート整形外科医に溺愛されました【完】

「大丈夫だよ。 子どものことは、ちゃんと愛すから」

「いえ……私も同じこと考えていたので。 だから、今のうちに2人の時間充実させましょうね」

「俺も、できるだけ早く帰れるよう努力する」


きっとこの先、こうしてゆっくり話す時間なんてなくなってしまうかもしれない。

私は育児、望さんはきっとこれからも忙しい日々に追われるはずだから。

でも〝忙しい〟を理由に夫婦の時間を設けないのはなんだか違うような気がするから。
私も、できるだけ努力して、2人の時間がなくなってしまわないようにしたい。

子どもが産まれてからの生活はまだ想像がつかないけれど、それが私の今後の目標だ。


「さ、着いたよ」


望さんと話をしている時間はあっという間で、気が付けば結婚式場に到着していた。

大きな大聖堂が目立つ結婚式場は、私がではなく望さんが選んだ。
どうやら〝こんな式場で結婚式がしたい〟と、密かに願望があったらしい。

広い、白を基調としたチャペル内にはパイプオルガンがあり、式の進行に合わせて照明がピンクやブルーに変化していく。

エンジェルが描かれているステンドグラスから入ってくる太陽の光は、タイルに反射してチャペルをより一層明るく感じさせられた。