浮気されたら、エリート整形外科医に溺愛されました【完】

「ご、ごめんなさい! つい嬉しくて……」

「ははっ、大丈夫だよ。 水姫が喜んでいるなら俺は嬉しい」


くしゃくしゃと私の頭をなでてくれた望さん。

大人だなぁ。 私、望さんにそっちのけにされたら、多分不貞腐れちゃう。
なんて、自分勝手だけど。

そんなに年齢も変わらないのに、すべてを受け入れてくれる心の広さ。

だから、大好きになったんだ。


「さぁ、話も終わったことだし、そろそろ行こうか」

「あ、はい。 長くなってしまってごめんなさい」

「別に謝る必要はない。 今から行く所は、水姫がメインだし」


そう言いながら私の手を握ってくれ、一緒に秘書室を出る。 今日はこの後、結婚式場へドレスの試着をする予定なのだ。

望さんは今日は外来後オペの予定はなくて、午後からお休みを取ってくれている。
「ウェディングドレスもカラードレスも一緒に選びたくて」と伝えると、午後からオペが入っていない日を調整してくれた。

付き合っている期間もなく結婚が決まったから、少しでもデート気分を味わいたいという私のわがままでもあるんだけれど、望さんはその希望を叶えてくれた。

忙しいし申し訳ない気もしたけれど、やっぱり2人で決めていきたい。


「車持ってくるから、ここで待っててな」

「はい。 ありがとうございます」