君の全部になりたい【完】



その後は、ショッピングモールに行って、服の安さに2人で驚き、



ショッピングモールの中に入っていた、ファミレスに念願の入店を果たした。




どれも美味しすぎて、たくさん頼んじゃって、19時にはお腹がぱんぱんになっていた。



「まだ時間あるし、カラオケ行っちゃう?」





「行っちゃお、行っちゃお〜!」




テンション高いまま、勢いで初カラオケ。



システムが難しくて、店員さんに何度も説明してもらってやっと曲を入れることができた。



慣れてきたら採点とか、ボイスチェンジ、とかいろんな機能を使って楽しすぎた。




その結果、




「あ、やばくない?」




「そだね、急いで出よう。」




2人して時計を見ることをすっかり怠っていて、すでに20時54分。



うん、9時に家に着くことは不可能だよね。




ケータイをみるとすでに、爽から連絡が何件も来ていた。