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「きゃー、食べてくれた!」
リョウカが『かわいいね』と目をキラキラさせながら後ろを振り向いた、そのとき──
あ、あらまー!
私はびっくりし過ぎて、顔に付いているエラが取れてハゲそうになった。
さ、サクトってば、神聖な学び舎で一体何をしているの!?
どういうこと? リョウカの手に触れて、至近距離で笑いかけられたら、何かがメーターを振り切ってしまったの?
でも、ここ高校の生物室だよ? 分かっているの?
私、この生物室に住んで7、8年になるけれど、ラブシーンを目撃するなんて初めてなんだけど!?
なんと、サクトはピンセットから手を離し、両腕でリョウカのことを抱き締めたのだった。



