救済なんていらない

ガタガタガタガタガタガタっっっっっ
もはや、壊れた機械みたいに微振動を繰り返しているのは私の脚、イヤ、どこが震えているのかもわかんない。
ここまで、高い所がムリだったとは……。
今さらながらも驚きを感じる。
一瞬、一段上がろうとした時にスベった時はヒヤッとさせられた。
こんな経験、二度とゴメンだ。
少し呼吸をととのえ、
一段。また一段と少しずつ上がっていく。
そしてついに……!
何とか棚の上にたどり着けた!!
ふぅ……ってホッとしたのか目的を忘れそうになった。
「え、えっとぉ……どこだろ。レジ、レジ……あっ」
た。まで言おうとしたその時。
視界が、身体が後ろの方へと傾いた。
えっ……これ、落ちる……!