あの日ふたりは夢を描いた

「僕はきみのことが大好きなんだ。きみを知った日からずっとね」

隣の彼は恥ずかしげもなくそんなことを口にしている。

それと同時に、『理央は並木のこと、すごく大切に思ってるよ』そう教えてくれた吉浜くんの言葉が思い出された。

顔がほてる感じがして、ひんやりと湿った両手を頬に当てる。

「いつ私を知ったの?」

「それは時が来たら伝えるさ」

「なにそれ……」

マイペースな彼にときどき呆れそうになるけど、まったく憎めないタイプだから本当に得だと思う。