あの日ふたりは夢を描いた

「並木と同じクラスになって一緒に過ごす時間が増えて。理央はすごい楽しそうだったよ」

「そんな。楽しませてもらってたのは私の方なのに……」

「俺と並木だって理央がいなかったら、こんなふうに一緒にいなかっただろうな」

「うん。全部理央くんが繋いでくれた縁だよね」

「ほんと。理央はすごいよな」

「いろんなものを残していってくれたね」

私たち二人の中にはいつも理央くんがいる。

この先もそれが変わることはない。

フラワーロードを抜け道路を渡る。

道路沿いにあるお花屋さんに寄り道し、お花を購入した。そのとなりにあるコンビニでライターとお線香、オレンジジュースとプリンを買う。

コンビニを出て袋をぶら下げながら、またお墓に向かって歩いた。