あの日ふたりは夢を描いた

「理央くんの同級生の並木真白です、突然来てしまってすみません……」

そう伝えた。

「……えっ、真白ちゃん?あっちょっと待ってね、今行くから」

ドアを開けてくれた彼のお母さんは、ちゃんと笑っていた。


「……真白ちゃん」

「お母さん、ご無沙汰しております」

「どうぞ、中に入って」

彼によく似た微笑みを見せて招き入れてくれた。

「……おじゃまします」


リビングに隣接した和室の部屋に仏壇が置かれていた。

目を細めて爽やかに笑う彼の写真が置かれている。