あの日ふたりは夢を描いた



彼がいなくなってから一年以上が過ぎていた。

あと一ヶ月ほどで高校も卒業になる。

人間は不思議なもので、どれだけ大切にしていたものを失ったとしても、なんとか生きていけるようにできていた。

土曜日のお昼時。

部屋でパソコンに向かいひたすら小説を書き進めていた。

お昼ごはんを食べたばかり、窓からは暖かい太陽の日差しが入ってきて少し眠気に襲われる。

気分転換にと久しぶりに引き出しからあのノート取り出し開いてみた。

自分の気持ちを少し書いてみようと思ったのだ。