あの日ふたりは夢を描いた

「……どう、かな?」

「私がこんなふうにアドバイスする立場なのかわからないけど、入りはとてもいいと思う。先が読めなくて、なんかワクワクする感じがある」

「ほんと?ちょっと前の作品とは作風変えてみたんだ。

……こう、自分にしか書けない世界観が持てたらいいなぁと思って」

「変わったのは感じるよ。登場人物も濃いキャラクターがそろってるけどなんか憎めない感じがすごくいいと思う」

「わぁ、率直な感想ありがとう」

「真白の作品が、いつかもっといろんな人に読んでもらえる日が来たら嬉しいね」

「……うん。その夢が叶うまで絶対諦めない」

“諦めない” そう彼と約束したから。