あの日ふたりは夢を描いた

*理央side*

文化祭が終わったあと、彼女と屋上で話ができた。

『初めてだったんだ』

『ん?』

『なにかを任されるって。プレッシャーで押しつぶされそうだったけど、やってよかった』

生き生きとそう語る彼女を見て安心した。

もう大丈夫だと、彼女は一歩前に進むことができたと。

二人で話していると、いつの間にか真柄の姿があって。

『並木、ちょっと今話せる?』

そう言って彼女を連れて行ってしまった。