あの日ふたりは夢を描いた

そんな軽はずみに『会いたい』とメッセージを送ったとは、どうしても思えなかったから。

ただ会いたいわけじゃない。

なにか伝えたいことがあるんだろう、話したいことがあるんだろう、直感でそう思った。

彼が指定したのは学校近くにある小さい公園だった。

そんなところで会って大丈夫か心配になったが、ここは彼の意見を聞くことにする。

陽が落ちるのが早いのでおそらく誰もいないはずだ。

『十九時にバイトが終わるから、十九時半には着くと思う』そう返信する。

五分もしないうちに『了解』と短く返信があった。