あの日ふたりは夢を描いた

「恋、してるんでしょ?真白を毎日見てたらわかるわよ」

「……わかりやすいのかな、私」

自分のほてった頬を触りながら小さく呟く。

お母さんにはなにも誤魔化せないらしい。

「真白、なんか前と少し変わったんじゃない。お母さんの目にはそう見えるわ」

「うん。実は私もそう思ってた」

全部、彼のおかげなんだ。

彼と出会ってから、モノクロだった私の毎日が確実に色づき始めていた。