あの日ふたりは夢を描いた

私たちはこれからも、仲よく過ごしていけるだろうか。

今はとりあえず、その不安はいったん置いておくことにした。

屋上に戻ると、空を見ながら両手を胸元に置き寝そべる彼がいた。

私に気づきひょっと起き上がって胡座をかく。

「なに話したの?」

「それは言えないよ」

私だけの問題じゃないから、ぺらぺらと話していいはずがない。

「ふぅん」

ちらっと見るとちょっとふてくされた彼が私の目に映り込んだ。


「ねぇ真白」

彼の名前呼びは突如としてやって来て、私をドキドキさせる。