あの日ふたりは夢を描いた

文化祭を終えた放課後、二人で屋上に集まっていた。

「最高だったな、きみの脚本」

「そうかな」

「うん。大成功だったよ」

劇が終わってみんなの笑顔が見れた。お客さんの反応も良くて、たぶん楽しんでもらえたと思う。

「クラスが一つになって、なんか青春って感じだったなぁ」

「私もそう思った」

秋の生暖かい風に二人で吹かれた。夏から秋に季節が移り変わっている真っ只中だ。